しらふでいやっふぅ

しらふなのにテンションの高い私が、なるべくダウナーになろうと試みる日記

閉じている人工知能

やはり、アウトプットを出す、役に立つ人工知能ばかりが多い。もちろん、世の中に必要だったり有用だったりするのはそちらなのだけど、かわいくないよね。かわいくない。目指しているのは有用なものなのに、いろいろ大事なものが届かなくてだめな子になっていると、かわいく思える。

小説を書く人工知能ではなくて、小説を読んで感動する人工知能とか、いいなあ。感動をアウトプットすらできなくて、ログを分析してみるとどうやらこいつはかなり感動しているようだ、みたいなだめっ子さんがいい。

有用ではないけれど、なんかね、自分が読んで素敵だった本を、そういうやつに読ませてあげたい。同じ部屋で、同じ本を読むのもいい。付き合いたての恋人じゃないんだから、感想を語り合わなくてもよくって、なんか時間とコンテンツを共有して、それぞれに重いふけるといいと思う。