しらふでいやっふぅ

しらふなのにテンションの高い私が、なるべくダウナーになろうと試みる日記

ちょっと性格よくないかも

お題「甘酸っぱい思い出」

かつて、高校時代、当時付き合っていた彼女が、「彼氏が福山雅治に似てる」といいふらしていたこと。彼女の主張では、本心からそう思っていたらしい。私含め、周りで同意する人はいなかったため、恋は盲目とはよく言ったものだと思ったものだった。

熱が冷めて久しい今、彼女にとっては黒歴史そのものなのだと思うけれど、僕としては甘酸っぱい思い出である。嫁さんは外見以外に惚れたらしく、そういうオモシロイ逸話は望めそうにないのが残念だ。まあいいけど。

天才幼児とディープラーニング

乳児は天才だと聞いて、すごく納得した。ゼロから画像や音声や体感覚から意味のあるまとまりを切り分け、概念を分化させる。それでいてまるっこくてふわふわしていてかわゆいのだ。

ディープラーニングが、少しだけその乳児の領域に踏み込みつつあるようだけれど、問題は、まるっこくてふわふわしていてかわいいわけではないことだ。愛くるしさ希望。同じことサバンナで言えんの? というネタがあったけど、その通りだ。そんなんじゃ食べられちゃうぞ。

つまらなさって想像が難しい

某長期連載漫画をいくつかフォローしている。一時期は、メジャー週刊漫画誌を幼年~おっさん、男性向/女性向ともに一通り追いかけていたので、漫画を読まなくなったもんだと思う。

いくつかフォローしている、という時点で、面白いものを選別しているのだが、面白い連載が続くと、延々とその面白さが続くような錯覚にとらわれる。連載間隔が空いたりすると、それがまどろっこしい。突然未完で終わることは想像できるし、超展開で話が壊れることも想像は容易だが、現実には最も多いパターンである、ゆるやかに退屈なものに変質していく、というのは想像しがたい。なんなんだろうな、これは。

スタジオジブリの映画も、ナウシカ千と千尋くらいまでは劇場公開を見に行ったけれど、スチルや予告編を見た期待と、実際の映画とのギャップを切なく感じたものだった。宮崎駿でさえ、期待ほどではない。たぶん、各断片のクオリティに、ストーリーラインが追い付いていないのだ。その後たくさんの映画やアニメを見て、宮崎が優れた仕事をしたのだと分かった。比較すれば素晴らしいのだ。

 

お世話する幼女

全く私事なのだが、最近5歳の娘が、「おとうさんのお世話は私がするね」と言って、風呂に入るときに服を脱がせてくれたり、洗ってくれたりする。とりあえず、どれだけ金を積んでも味わえない体験なので、身を任せているのだが、素晴らしすぎる!

何歳までおとうさんとお風呂に入るか、というのも重要なのだが、事前にこういう展開は想定していなかったので、ニマニマしてる。

閉じている人工知能

やはり、アウトプットを出す、役に立つ人工知能ばかりが多い。もちろん、世の中に必要だったり有用だったりするのはそちらなのだけど、かわいくないよね。かわいくない。目指しているのは有用なものなのに、いろいろ大事なものが届かなくてだめな子になっていると、かわいく思える。

小説を書く人工知能ではなくて、小説を読んで感動する人工知能とか、いいなあ。感動をアウトプットすらできなくて、ログを分析してみるとどうやらこいつはかなり感動しているようだ、みたいなだめっ子さんがいい。

有用ではないけれど、なんかね、自分が読んで素敵だった本を、そういうやつに読ませてあげたい。同じ部屋で、同じ本を読むのもいい。付き合いたての恋人じゃないんだから、感想を語り合わなくてもよくって、なんか時間とコンテンツを共有して、それぞれに重いふけるといいと思う。

Googleで使われている写真選択CAPTCHAが難しくてショックを受けた

「滝を全部選んでください」とか聞かれるやつですね。普通に大変なんですが。CAPTCHAの暗い未来が思い浮かびます。BOKETE認証とかいやだなあ。

 

「ロボットによるログインを防ぐため、写真を見て面白くボケてください」

 

とか聞かれてさ、急いでいるので安易にボケてみたら

 

「おもしろくありません。ロボットの可能性があります。複数の適切な回答の必要があります」

 

みたいな感じでハードルが上がっていく。暗黒だけど、素敵な未来。

ピコピコ言う機械

大昔のB級SF映画的なイメージ(とはいえ、該当作をひとつもれいじできないのだけれど)として、なんとなく、コンピュータ制御されているものはピコピコ言ってほしい気がする。

サウンドテーマとかで用意してほしいなあ。砂時計も、いつしかプログレスバーを円形に変形したものが主流になって久しいけれど、ああいう「考え中」みたいな場面では、すかさず色とりどりのLEDをちかちかさせたり、ピコピコ音声を発したりしてほしいのだ。

洗練なんて、いやだ。想像が及ばないがゆえの謎めいた過剰なインターフェースがいい。